1/2/12

Piptospatha manduensis "Type" Kutai Timur East Kalimantan


今日は1月2日、昨日は移動日だったので今日が新年の採集初日です。

私は「自然崇拝者」で神道でも仏教でもないので初詣もお寺参りもした事がありません。
何故なら全ての宗教は邪悪以外の何ものでもないからです。
シンガポールのIC カード申請時書類に宗教の欄がありますが、そこには「Great Nature」と書いています。家族全員がそうしています。シンガポールでは無宗教はじめ全てが認められています。

やはり新年は「由緒あるロカ」へという事で、Piptospatha manduensisのタイプ産地を選びました。
発見者がその地を訪れ、新種を見付けたという場所を訪れるのは大変重みのある事です。

将来何世代も経って、私が発見した昆虫や植物類のタイプ産地を訪れる人がきっといるはずと思うのです。

記載論文には必ずタイプ産地が記されています。私はそれらのタイプ産地に降り立つ事で発見者の興奮や驚き、更には達成感や満足感を少しでも味わってみたいと思っています。




5日程前にボイス博士からメイルで1枚の画像が届きました。本種を見た事がないと言うのです。

だったら新年のタイプ産地詣でに私が行きましょう、とフライトの予約を入れました。


石灰岩の渓流に自生するマンドゥエンシス種です。ブケ類程の大きさで、まさかこのような小型種とは思わなかったので見落としそうでした。

このような小型でも濃いピンクの丸い花を咲かせるのでしょうか?

自生地では密度が薄く、僅かな数を採取したのみです。

花は見つかりませんでした。ファームで活性炭栽培して開花させたいです



石灰岩に着生しているようですが、実際には岩の穴に根茎を潜り込ませるように自生しています。




上がその様子で、茎をむしると根茎は岩の中に残ります。


下は蛮刀で岩をくり貫いて根茎ごと採取したものです。

根茎が欠けていても本属の草は活着するので大丈夫です。また残された根茎から新芽が発生するので絶滅しませんネ。