12/28/11
Eliotia kazuyai H. Hayashi 1979
毎年の事ですが、新年を迎えると「今年の抱負」みたいな事を考えてしまいます。
逆に年の瀬が迫ると過去を振り返ったりするものです。
悪質な風邪が治ってから2週間黙々とファームで仕事をしました。
今日は最終日で硬い椅子とテーブル代わりの発泡スチロールの箱を片付けながら、自分のフィールド活動でのピーク時は何時なのかと考えてみました。
これが私が発見した最初で最後の新属の鱗翅類 Eliotia です。属名は大英博物館で標本の照合をしてくださったエリオット博士から、種名は私の名前です。記載者は林 寿一氏でした。
1979年、多分この年が私のフィールドでのピークに間違いない、などと想いました。
今後何年フィールドで活動しても、この1979年の発見を超えることは有り得ないのだと実感した次第です。
これが本ブログ今年最後のページになります。次回の更新は元旦の予定です。
一年間ありがとうございました。
A HAPPY NEW YEAR 2012
Microcasia sp or Bucephalandora sp ?
12/26/11
Merry Wet X'mas at Singapore
奥様に「つまらない事に気が付くのねー」と言われました。
長男は推薦で早大に入れたとしても文系です。その場合は東京に住む事になりますが、放射能汚染の街に子供を住ませたくないので、スイスの学校に留学を考えています。
NHKのニュースばかり見ていれば、原発事故は収まったかのようですが、海外メディアの報道では危険な状況に変わりありません。
スイスは英語圏ではありませんが、英語で授業をする大学も多いので、学校や学科など何でも良いからとにかく4年程住まわせてみようと考えています。
今アジアは日本のラーメンブームです。周囲のテーブルでは皆ラーメンを食べているので、ラーメンとアラカルトを注文しました。
トンカツは不味かったです。その他はありきたりでした。
Buce. sp " Emerald Carpet " Daerah Sendiri West Kalimantan
2週間経ち発根状態は良好です。
手が黒くなっているのは新しい活性炭を使用しているからですが、リサイクルした活性炭との差は判りません。
硬い薄葉の個体群は全て水中に在りました。
ファームでは水上栽培ですので、もう数ヶ月で水上化すると思われます。
12/25/11
Hunting
元々昆虫界の出なので草を一目見てピンと来るような感覚はありません。
ただ、虫を集めるのも草を集めるのも同じ要領ですので、沢山集めるだけならば自信があります。
昔、子供が出来る前に豊かな生活をしていた頃には、本が1,000冊とか未開封のプラモデルが5,000個とか庭には温室ならぬクーラー付きの冷室が有って野性蘭を沢山栽培していました。
何でも良いから沢山集めるのが好きなようです。今までは集めては捨てていましたが、草は収入にもなるので趣味と実益(この世に有ったんですね!)の世界です。
そろそろ始動しないと体にカビが生えそうです。
フィードオン様と紅蜂様に次回の草のリストがあります。今後上乗せする形になりますので宜しくお願いします。
12/24/11
V3 and V4
両自生地間の距離は3km程度、色、大きさなど外観に大きな違いが見られます。
色、サイズは種類の判定には用いませんので、これらは同種類です。V4(Black Wave2)の花の標本は必要分取れましたが、V1,V2,V3の花が全く取れず用意 出来ませんでした。
V1 からV4の間には変化境界線はありません。
ボイス博士が「厄介な属」というブケ類ですが、1度火が着くと面白みが一気に倍増すると思います。
New stockyard
豪雨の中で新しいブケ類のストック場を作っています。
ボルネオ島各地のブケ類の分布境界線ごとにブロック状に分けて栽培し、研究者に提供する花や草体の標本を作る事ができるようになります。
この池だけでブケ類ならば100ロカ分、大小10、000株を栽培できます。商業的には分厚い在庫を持つのは信用を得る事につながります。
今の所まだ現われていませんが、将来現われるかも知れない競争相手に対抗するための強力な武器にもなります。そう、いつでもダンピングで対抗できるのです。
来年前半には現在の3倍のストック場になります。
Flooding in Singapore expressway !
共和国政府はありとあらゆる安全策とインフラ構築をしていますが、地下の排水システムの許容量を遥かに上回る降雨量で商業施設にも被害が出て大臣が謝罪したほどです。(これにはビックリしました)
一昨日からファームで仕事を始めましたが、半端な雨量ではないので一向にはかどりません。
幸いカリマンタンでは4程のブケ類の新産地が出ており、早く回収に来るようにと嬉しい催促がありました。
まぁ、彼らはドンくさいオジンを連れて山に入りたくないので先回りしているようです。
フィードオンの黒田氏も先にリストを作られて出されておられますが、あの内容に少し足した感じです。
12/22/11
Buce sp "Black Wave 2" Daerah Sanggau West Kalimantan
今年の元旦は超極波細葉ピンク丸花の来年記載されるBuce. belindae をご紹介しました。
来年の元旦にはまた大物をご紹介する準備は出来ておりますが、サンプル程度の数が届いているのみでとても需要に応えられるものではありません。
自分で自生地へ行き採集、撮影してきます。
その前に"Black Wave 2"をご紹介しておきます。"Black Wave"は以前少量をお送りしましたが、その自生地は発電ダムのコンクリートに覆われて消滅してしまいました。
到着してから一月経っており、ファームで開花した花と自生地から到着時に付いていた花が12採れましたので、ボイス博士のラボにお送りする準備は整いました。
一見"ベリンデー種" (belindae)に似ていますが、仏炎苞は全く別物です。実際には"Velvet Leaf" シリーズの連続変異分布帯のドン詰りの個体群です。
"Velvet Leaf" シリーズは1(波茶葉ヴィロード),2(波茶葉ヴィロード),3(波緑葉ヴィロード)と標本も確保して同時にラボに入りますので専門家がどのような判断をされるのかが見ものでもあります。
12/21/11
12/20/11
Buce. sp "THEIA 4" at farm
草丈が20cmもあるので成長点から5cm程で切断して挿し木にしないと場所が足りません。
THEIA 2 と 3 は30cmもある巨大な草なので全て挿し木にしました。
下は自生地の画像です。
発根して活着しているので美しさも増してきました。成長点が赤く発色しだしたら完璧です。
12/19/11
Activated Carbon from BEHN MEYER Germany
25kgでS$100(¥6000)と思ったより安いのですが、1mmと粒が小さ過ぎました。
2-3mm程度が適していると思います。
アリダルム属の草ならばもっと荒い方が適しているかも知れません。
Activated carbon culture
挿し木の要領で殆どの根は切って植え込みましたが、肥料無しでもパワフルに成長しています。
石綿、砂利、アマノソイルは保水性が高すぎて根腐れを起こしました。
ロックラヴァーには活性炭が向いているようです。
Buce. sp "Sekadau 2" at farm
来年からは各地のブケ類の花をアルコール漬けにしてボイス博士に提供することにしました。
ブケ類の変化境界線ごとに見て頂けば何種類もに分類されて面白いかもしれません。
12/17/11
Enjoy Sea Food at Mersing
40度の熱が4日も続きデング熱を疑い血液と尿の検査も受けましたが、ネガティヴでした。
結局、食欲が回復するまでは無理もできず、消化の良いものを食べて、薬飲んでと退屈な1週間をおくりました。
それでもスマトラからは3色アグラオネマの新産地が見つかったとか、カリマンタンのブケ類
も新産地の報告が入っています。
ブケ類はサンプルも届き、明日にでも現地に行きたいのですが、カリマンタンは大雨との事、間も無くクリスマス前の帰省ラッシュも始まるそうです。
ブケは青紫の大物が出ているので、サンプル程度では心許なく数を確保しなければなりません。
大物が出たら、それに伴う良い内容のリストに仕上げなければバランスがとれません。
次回は長居はせずに一週間でかき集めて帰国する予定です。
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